兵庫県警暴力団対策課と須磨署などは17日までに、営利目的で計400グラムを超える乾燥大麻や液体大麻(末端価格計200万円以上)を所持したとして、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のリーダー格で自営業の男(24)=住所不定=を麻薬取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕した。調べに対し男は黙秘している。
兵庫県須磨警察署
男は今年6月19日、兵庫県神戸市長田区東尻池町の民家で、営利目的で乾燥大麻393グラムと液体大麻27グラムを所持した疑いが持たれていて、このほか営利目的とは別に乾燥大麻2グラムと覚醒剤約9グラムを所持した疑いもあり、末端価格は合わせて276万円相当となる。
また、男の仲間とみられる神戸市長田区の会社員の男(24)の自宅の家宅捜索でも、乾燥大麻32グラムと液体大麻5グラムが見つかり、会社員の男を逮捕した。調べに対し、会社員の男は「家に置いてはいたが、自分の物ではない」と供述している。
2人は知人を車で連れ去ったとして6月に監禁や強要の疑いで逮捕された。その後、2人の関連先を捜索したところ、大麻などが見つかった。
男は長田区の民家を拠点に、SNSなどで大麻の注文を受け、郵送で販売していたとみられていて、販売拠点とされる民家は会社員の男の知人名義で借りていた。