鳥取県警倉吉署は2日、暴力団員であることを隠して航空会社のマイレージサービスに加入し、不法な利益を得たとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組・四代目弘道会系二代目福島連合傘下「山一組」幹部(54)=岡山県美作市=を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。
鳥取県倉吉警察署
男は、利用規約で反社会的勢力に該当する者の入会を拒絶している国内の航空会社のマイレージサービスに、暴力団員であることを隠して入会し、2023年11月12日から12月17日頃までの間に4回に渡り航空機を利用し、あわせて1376円相当のマイルを不法に受け取った疑いが持たれている。県警の暴力団捜査の過程で犯行が発覚し、容疑を犯行を特定して岡山県美作市内で男を逮捕した。
調べに対し男は、「暴力団員が入会を拒絶されていると知らなかった」と容疑を否認しているが、同署は、余罪や組織的な関与の有無など調べを進めている。