愛知県警は、愛知県名古屋市の歓楽街で活動するスカウトグループの「用心棒代」名目で現金を授受したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「十代目稲葉地一家」若頭で、「八代目高村会」会長・林雅志容疑者(41)と、スカウトグループのリーダー・犬飼雅貴容疑者(39)の2人を愛知県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。
愛知県警察本部
犬飼容疑者は2024年12月、愛知県春日井市内の飲食店で「用心棒代」名目で林容疑者に現金50万円を渡し、林容疑者は受け取った疑いが持たれている。
名古屋市の歓楽街・錦などの暴力団排除特別区域では、特定の事業者が暴力団に用心棒代やみかじめ料を支払うことを禁止していて、2024年6月の条例改正で、新たに「スカウトグループ」が対象に加わっていた。
県警は2人の認否を明らかにしていないが、スカウトグループの売上金が暴力団にも流れていたとみて、余罪など調べを進めています。