長崎地裁(小松本卓裁判長)で19日、長崎県島原市で交通事故を偽装して保険金をだまし取った罪に問われていた指定暴力団・三代目福博会系幹部・石橋龍也被告(40)=島原市=の判決公判が開かれ、小松本裁判長は石橋被告に懲役3年の実刑判決を言い渡した。
長崎地方裁判所
石橋被告は2018年12月、仲間7人と共謀して、島原市の県道で車同士の追突事故を偽装し、加入していた保険から約470万円をだまし取ったとされる。
小松本裁判長は判決で、石橋被告が首謀者と認めた上で、「共犯者の運転手同士が知り合いでないように装わせるなど、周到に準備された犯行である」と指摘し、検察側の求刑通り懲役3年の実刑判決を言い渡した。