◀関連記事
神奈川県警と横浜税関は30日、メキシコから覚醒剤を含む固形物を装飾画の裏に隠して密輸入したとして、指定暴力団・稲川会系七代目田中一家幹部で「萩本組」組長・萩本秀則容疑者(66)=住居不定=と、息子で同幹部・一輝容疑者(43)=群馬県大泉町=、会社員の男(54)=群馬県前橋市=ら4人を覚醒剤取締法(営利目的輸入)の疑いで再逮捕した。
押収された装飾画
萩本容疑者ら4人は今年3月2日、絵画は割れた瓶をモチーフにした装飾画(縦約50センチ、横約38センチ、厚さ約5センチ)1枚の裏に、覚醒剤を含む灰色の固形物約1.47キロを隠し、メキシコから航空貨物として密輸入した疑いが持たれている。東京税関の職員が成田空港でX線検査装置などで発見し、県警が偽物とすり替えて追跡捜査していた。
4人は今年3月17日~今月9日に麻薬特例法に反する容疑で逮捕されていたが、県警はいずれの認否も明らかにしていない。