警視庁は31日、暴力団組員であることを隠して新型コロナ対策の特例貸付制度に申し込み、現金あわせて65万円をだまし取ろうとしたとして、指定暴力団・極東会傘下幹部・善林敏治容疑者(63)を詐欺未遂の疑いで逮捕した。
善林敏治容疑者(63)
善林容疑者は、2020年にコロナ禍で祭りやイベントでの屋台の仕事が減ったとして、暴力団員は利用できない新型コロナ対策に関連する「給付金貸付制度」などに、暴力団員ではないと宣誓書に署名して申し込み、現金あわせて65万円をだまし取ろうとした疑いが持たれている。
調べに対し、善林容疑者は「暴力団員が利用できないことを知りませんでした」などと、容疑を一部否認している。