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北海道警札幌中央署は31日、女性に出会い系マッチングアプリで募った男性客を引き合わせ、札幌市内のホテルなどで売春を斡旋したとして、特定抗争指定暴力団・山口組系「五代目誠友会」幹部で、「板川組」組長・板川政美こと関谷政美容疑者(57)=札幌市豊平区=を売春防止法違反の疑いで逮捕した。
北海道札幌方面中央警察署
関谷容疑者は、すでに逮捕されている誠友会傘下組員・白勢海斗容疑者(25)=札幌市東区=らと共謀して2024年9月、女性に出会い系マッチングアプリで募った男性客を札幌市中央区内のホテルで引き合わせ、売春の斡旋をしたほか、同年10月にも札幌市中央区の路上で、女性に同アプリで募った男性客を引き合わせ、売春の斡旋をした疑いが持たれている。
一連の売春斡旋事件では、共犯の白勢容疑者やアルバイト従業員の男2が今年6月までに売春防止法違反の疑いで逮捕、再逮捕されていて、関谷容疑者は一連の売春斡旋の指示役とみられている。警察に情報提供があり、関谷容疑者の関与が発覚し、容疑を裏付けて逮捕した。
調べに対し、関谷容疑者は「命令したことはありません」と容疑を否認しているが、同署は、売春斡旋で得た金が暴力団の資金源になっていた可能性も視野に、余罪や他の共犯者の有無など調べを進めている。