知人監禁で逮捕状出ていたミャンマー拠点の特殊詐欺メンバーの男をタイから移送して逮捕

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　大阪府警は２５日、知人男性に対する監禁・誘拐事件で大阪府警が逮捕状を取り、タイ当局が２月に身柄を拘束していた無職・藤沼登夢容疑者（２９）＝住所不定＝の身柄を、タイから移送して逮捕監禁などの容疑で逮捕した。

関西空港に到着した藤沼登夢容疑者（２９）

　このミャンマーの詐欺拠点は、日本を拠点とする準暴力団・「チャイニーズドラゴン（怒羅権）」の関連グループが仕切っているとみられていて、藤沼容疑者はこの詐欺拠点を運営・管理する組織の幹部とみられ、ＳＮＳで「高額収入短期」などと謳って電話をかける「かけ子」役や、通訳などを募集する殊詐欺のリクルーターとして、中国人らとも協力していたとみられている。

　藤沼容疑者はこの事件とは別に、オンラインゲームで知り合った宮城県の高校生をだまして誘い出し、ミャンマーの犯罪拠点に連れ去った上、「組織のことを話したら報復する」などと口止めをして特殊詐欺に加担させたとみられている。高校生は１月にタイ当局に保護された。今後は宮城県警も高校生をだましてミャンマーに誘拐した容疑の立件を視野に調べを進める方針。