空き巣に入り現金やバッグ盗む 福島市拠点の特殊詐欺グループ「トクリュウ」メンバー2人を再逮捕

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　福島県警福島署は、今年２月に福島市内の住宅に空き巣に入り、現金やバッグなどを盗んだとして、いずれも「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」のメンバー・飲食店経営・松浦毅司容疑者（４１）＝福島市渡利字番匠町＝と、建設業・羽根田治容疑者（４５）＝福島市御山字稲荷田＝の２人を住居侵入と窃盗の疑いで再逮捕した。

松浦毅司容疑者（４１）＝6月14日逮捕当時＝

　２人は今年２月１６日から１７日にかけて、福島市内の住宅に侵入して現金６７０万円とショルダーバッグなど１０点（時価合計約１４０万円相当）を盗んだ疑いが持たれている。この家の住人が警察に通報して事件が発覚した。

　２人は今年４月、市役所職員や銀行員になりすまし、埼玉県飯能市の女性（７０代）に「生活補助金を受け取るためにカードの変更が必要」などとウソの電話をかけ、キャッシュカードをだまし取った上、埼玉県内のＡＴＭから現金１００万円を引き出してだまし取ったとして６月に詐欺容疑で逮捕、起訴され、今月にも別の詐欺事件で詐欺と窃盗未遂の疑いで再逮捕されていて、一連の事件の捜査から２人の犯行が判明した。

　同署は「捜査に支障がある」として２人の認否を明らかにしていないが、他にも余罪があるとみて調べるとともに、グループの実態解明を進めている。