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通信会社社員を装い現金300万円詐取 住吉会系「領家一家」幹部で「侠磨会」会長ら3人を逮捕

 愛知県警は、通信会社の社員を装って男性に対し「スマホが悪用されていますよ」などとウソを言い、現金300万円をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会系「七代目領家一家」幹部で、「侠磨会」会長・高瀬忠臣容疑者(45)と、無職・三野祐介容疑者(42)=東京都新宿区=、無職・坂場文彦容疑者(66)=東京都八王子市=の男3人を詐欺の疑いで逮捕・送検した。

愛知県警察本部

愛知県警察本部

 高瀬容疑者ら3人は仲間と共謀して今年4月、愛知県西尾市に住む男性(44)に通信会社の社員を装って電話をかけ、「スマホが悪用されていますよ、サイバー保険に加入する必要がある。サイバー保険は300万円かかる」などとウソを言い、レターパックで現金300万円を東京都江戸川区の空き家に郵送させ、だまし取った疑いが持たれている。

 3人は1週間ほど前にも、同じ男性に対し、セキュリティー会社の社員をかたり、「ダウンロードしたアプリの料金が未払いで支払わないと法的措置をとる」などとウソを言い、130万円分の電子マネーをだまし取ったとみられ、男性は警察に被害届を出していた。

 県警は3人の認否を明らかにしていないが、高瀬容疑者が特殊詐欺グループのリクルーター役、坂場容疑者は空き家で現金を受け取った「受け子」、三野容疑者は坂場容疑者から現金を回収した「回収役」を担っていたとみられ、だまし取った金が暴力団の資金源になっているとみて、共犯者や余罪など調べを進めている。

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