佐賀県警佐賀南署は15日、路上で男性に対し「俺がどこの組の者か分かっとるとか。浪川のもんぞ。殺すぞ」などと脅迫し、左肩付近を右手で突き飛ばしたとして、指定暴力団・浪川会系組員(36)=自称・武雄市武雄町富岡=を脅迫と暴行の疑いで逮捕した。
佐賀県佐賀南警察署
男は今年5月24日午後10時20分ごろ、佐賀市大財1丁目の路上で、男性(20代)=福岡県=に対して「お前誰か。誰に声かけたか、分かってんのか。俺がどこの組の者か分かっとるとか。浪川のもんぞ。殺すぞ」などと脅迫し、男性の左肩付近を右手で突き飛ばした疑いが持たれている。
当時、男性はこの組員にあいさつをしようとしていて、「声をかけたら胸を押されて首をつかまれた」と110番通報した。男性の関係者と組員の男は以前、トラブルがあったという。
調べに対し、男は「肩を押したことは間違いないが、脅迫したり組の名前は出していない」と容疑を一部否認している。