「用心棒」引き受けた稲川会系「森田一家」幹部ら3人と依頼した飲食店側の2人を逮捕

　静岡県警捜査４課と組織犯罪対策課、静岡南署、静岡中央署、清水署は２４日、静岡県静岡市の繁華街にある飲食店から依頼を受け、「用心棒」を引き受けた指定暴力団・稲川会系「四代目森田一家」幹部２人と同組員１人、用心棒を依頼した飲食店経営者と店長の合わせて５人を、県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。

静岡県静岡南警察署

　今年２月上旬、暴力団排除特別強化地域に指定されている静岡市葵区両替町にある女性の接待を伴う飲食店で、客との間に何らかのトラブルが発生し、店の経営者と店長が森田一家幹部らに用心棒を依頼。幹部ら３人は依頼を受けて用心棒を引き受け、飲食店に駆け付けた疑いが持たれている。

　同署はいずれの認否も明らかにしていないが、森田一家幹部らが事件以前から用心棒を引き受けていたかや、用心棒代として金銭のやり取りの有無、共犯者や余罪など捜査を進めている。