神戸・三宮のスナックから「みかじめ料」 山口組傘下組員2人とスナック経営の女を逮捕

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　兵庫県警組織犯罪対策課と生田署などは３日、兵庫県神戸市中央区の繁華街（通称・三宮）のスナック店経営者から「みかじめ料」を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員（５７）＝神戸市兵庫区＝と、同組員（６２）＝神戸中央区＝の２人と、みかじめ料を支払ったスナック店経営者の女（２８）＝神戸市中央区＝を兵庫県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。

兵庫県警察本部

　組員２人は２０２２年６月～７月、同条例で「暴力団排除特別強化地域」に指定されている三宮地域にあるスナック店経営の女から、みかじめ料名目でそれぞれ現金２万円を受け取った疑いが持たれている。

　同課などは３人の認否を明らかにしていないが、組員２人は同じ組織の所属で、他の飲食店などからもみかじめ料を回収した余罪があるとみて、引き続き捜査を続けている。

　今回逮捕された組員２人のうち、組員（６２）＝神戸中央区＝は、２０２３年１２月下旬に三宮地域の飲食店計４店舗の経営者の男３人から、みかじめ料名目で現金計８万円を受け取ったとして、今年５月１３日に同条例違反の疑いで逮捕されていて、県警は、別の事件でも逮捕されている「みかじめ料」を支払った経営者の男３人が、「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」の三宮地域の客引き集団「ガッキーグループ」の主導的立場だったとみている。