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盗難車を偽装工作し運輸局で虚偽登録 住吉会系組員ら3人を再逮捕

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 警視庁と千葉県警の合同捜査本部は3日、盗難車に不正に取得したナンバープレートなどを取り付けて盗難車であることを隠したとされる事件で、指定暴力団・住吉会傘下組員・橋本幸斗容疑者(21)=住所不定=と、埼玉県吉川市にある自動車整備会社の代表取締役・瀧口洋一容疑者(50)=埼玉県川口市=、無職・今井一典容疑者(57)=埼玉県越谷市=の男3人を、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで再逮捕した。

盗難車「アルファード」に不正取得したナンバープレート付替 自動車整備会社社長を逮捕・押収された車両「アルファード」

押収された盗難車「アルファード」

盗難車「アルファード」に不正取得したナンバープレート付替 自動車整備会社社長を逮捕・押収された車両「アルファード」

 3人は何者かと共謀して2024年3月、埼玉県さいたま市の関東運輸局埼玉運輸支局で、オークションなどで安く購入した古い型落ちのアルファードから「車台番号」が打刻されているパーツを外し、盗難車の新型に近いアルファードの車台番号の上に取り付けた上、橋本容疑者の知人が所有・使用するとの虚偽の登録をして、新たなナンバープレートを不正取得していた疑いが持たれている。瀧口容疑者が社長の自動車整備会社が加盟している県中古自動車販売協会を通じて、運輸局に虚偽の登録申請していた。

 2023年9月に東京都足立区にある指定暴力団・住吉会系七代目領家一家傘下「高瀬会」の本部事務所に盗難車が突入した事件の捜査過程で瀧口容疑者が浮上し、同本部は関係先から10台の盗難車「アルファード」を押収している。

 同本部は、他にも同様の手口で盗難車の偽装工作、虚偽登録を行っていたとみて、余罪や関与した共犯者など調べを進めている。

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