警視庁暴力団対策課は27日までに、弁護士を装って高齢女性から現金をだまし取った現金をアパートの空き部屋に発送させて回収したとして、カンボジア拠点の特殊詐欺グループの現金回収役トップで会社役員・湯浅健人容疑者(32)=東京都中央区勝どき=ら男4人を詐欺などの疑いで逮捕した。

現金を受け渡ししていた公園
湯浅容疑者ら4人は何者かと共謀して2023年8月、茨城県の高齢女性に弁護士をかたって電話をかけ、「詐欺の共犯の嫌疑を晴らすため資産を預かる必要がある」などとウソを言い、現金1760万円を東京都内のアパートの空き部屋に発送させ、回収した疑いが持たれている。男らはアパートの空き部屋で回収した現金を、公園のトイレで別のメンバーに受け渡していた。
湯浅容疑者は、カンボジアを拠点とする特殊詐欺グループの「現金回収役」約30人を統括するトップで、同課はこの特殊詐欺グループによる詐欺被害は2023年3月~9月で35都道府県、約170人から総額約31億円に上るとみて捜査を進めている。