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福岡、佐賀、熊本、長崎の4県警合同捜査本部は28日、2011年4月に佐賀県伊万里市二里町八谷搦の病院駐車場で、当時抗争中だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)系幹部2人が銃撃されて死傷した事件で、指定暴力団・道仁会傘下元組員2人を殺人などの疑いで逮捕した。
また、当時道仁会の理事長で「三代目平野組(現在は四代目)」組長だった坂本康弘被告=別の殺人罪などで公判中=を、殺人容疑で逮捕する方針を固めた。

福岡県警察本部
この事件は2011年4月5日午後1時10分ごろ、佐賀県伊万里市二里町八谷搦の病院駐車場で、入院していた九州誠道会系元組長の見舞いに来ていた同会系幹部ら2人が銃撃され、浜ノ上勝則幹部(当時57)=長崎県大村市=が胸を撃たれて死亡。一緒にいた同会傘下だった田中安孝元組長=佐賀県多久市=が首に軽いケガを負った。
坂本被告は、2008年9月に福岡県大牟田市の路上で当時、道仁会と抗争中だった九州誠道会幹部で「井場組」の井場徹組長(当時50)の胸や腹を拳銃で撃ち、殺害したとして2022年に逮捕、起訴され、現在も公判中。
九州誠道会は、2006年5月に道仁会の会長人事を巡る対立から一部の傘下組織が離脱して翌6月11日に発足。激しい対立抗争が相次ぎ、多くの死傷者を出す抗争状態が続いたため、福岡県公安委員会が2012年12月、道仁会と九州誠道会を全国初の「特定抗争指定暴力団」に指定した。
その後、2013年6月11日に九州誠道会は福岡県警久留米署に解散届を提出し、道仁会は抗争終結の宣誓書を提出し、2014年6月に両組織の特定抗争指定が解除された。