10代男性2人を暴行し「ケジメ」で現金30万円要求 山口組傘下組員ら男女4人を逮捕

　福島県警郡山署は、福島県郡山市内の商業施設に男性２人を呼び出し、暴行を加えてケガを負わせたなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・相原浩人容疑者（５３）＝福島県会津若松市＝と、住居不定・職業不詳の男（２４）、会社員の男（２０）＝郡山市＝、会社員の女（２５）＝郡山市＝の男女４人を傷害や監禁、恐喝未遂などの疑いで逮捕した。

福島県警郡山警察署

　４人は今年１０月６日午後９時ごろ、男性（１０代）２人を郡山市内の商業施設に呼び出し、駐車場で殴る蹴るの暴行を加え、ケガを負わせ、福島県猪苗代町のコンビニエンスストアの駐車場まで移動し、「うちの組ではこういうときはケジメとして一人３０万円払うんだ。お前らガキだから１人１５万円でいい、合計３０万」などと脅した上、郡山市内の別の商業施設の駐車場に移動し、男性２人の顔や体を殴る蹴るの暴行を加えた疑いが持たれている。

　同署は「捜査に支障がある」としていずれの認否も明らかにしていないが、男らは、これまでに同被害者に対する恐喝未遂や監禁の疑いで逮捕されていて、他にも事件に関与した人物がいる可能性も視野に、詳しい経緯や犯行の動機など調べを進めている。