栃木県警組織犯罪対策1課と栃木署の合同捜査班は10日、高齢女性から現金200万円をだまし取ったとして、いずれも「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」幹部で、受け子への指示やリクルート役とみられる、自称会社役員・加藤大将容疑者(42)=住所不詳=と、無職・大山尊博容疑者(59)=住所不詳=の2人(詐欺や覚醒罪取締法違反などで逮捕、処分保留)を詐欺の疑いで再逮捕した。2人の詐欺容疑での逮捕は3回目。
合同捜査班は今月10日までに、当時2人が住んでいて不特定多数の人物が出入りしていたトクリュウの拠点とみられる、栃木県小山市内の一戸建ての住宅などを家宅捜索し、多数のスマートフォンやパソコン、偽警察手帳、現金1千万円を押収した。

押収品
2人は氏名不詳の人物らと共謀して2025年2月27日午後4時ごろ~翌28日午前10時ごろ、埼玉県入間市の女性(当時84)宅に女性の兄弟を装って複数回電話をかけ、飲酒運転の事故の弁済金として「300万円が必要」などとウソを言い、28日午後1時半ごろ、女性宅で兄弟の知人を名乗る別の男=詐欺容疑で逮捕=が現金200万円をだまし取った疑いが持たれている。
県警は2人の認否を明らかにしていないが、2人は「受け子」のリクルート役や、指示役、見張り役、現金回収役を担っていたとみられていて、このグループは人材派遣会社を設立し、「高齢者の終活支援」のアルバイト求人を装って「受け子」を募集していた。