風俗店から「みかじめ料」収受 山口組系弘道会傘下高山組若頭の「矢嶋総業」組長ら3人を逮捕

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　愛知県警は２７日、「暴力団排除特別区域」に指定されている名古屋の繁華街・錦三地区の風俗店から「みかじめ料」を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下三代目高山組若頭で、「三代目矢嶋総業」組長・石原道明容疑者（５５）＝同県大府市共栄町7＝と、会社役員の男（４２）＝田原市浦町＝、作業員の男（２３）＝名古屋市南区豊４＝の３人を、愛知県暴力団排除条例違反容疑で逮捕した。

石原道明被告（５５）

　石原容疑者らは、今年５月９日と３０日、名古屋市中区の歓楽街の風俗店から、「みかじめ料」名目で現金計６万円を受け取った疑いが持たれている。

　県警は３人の認否は明らかにしていないが、今年５月までの間に毎月３万円、総額約２００万円を店から受けとっていたとみられている。

　石原容疑者は、錦三地区などの風俗店や飲食店に強い影響力を持っているとみられ、県警は、弘道会対策を重点課題に組幹部の逮捕と資金源断絶の両面で捜査を続け、高山組を巡っては、幹部の逮捕や大規模資金源の摘発を続けている。