長野県警佐久署は18日、今年5月に暴力団員であることを隠して長野県内のゴルフ場を利用したとして、指定暴力団・稲川会系四代目山梨一家幹部で、「二代目小林組」代表・土屋育令こと甲斐育令容疑者(53)=長野県佐久市=を詐欺の疑いで逮捕した。
長野県佐久警察署
甲斐容疑者は今年5月26日、長野県内のゴルフ場で受付の際に暴力団員ではないことを確認する受付票にチェックを入れ、フロントの従業員に提出して不正にゴルフ場の施設を利用した疑いが持たれている。
調べに対し、甲斐容疑者は「だますつもりはなかった」などと供述し、容疑を一部否認しているが、長野県暴力団排除条例では、ホテルや旅館、ゴルフ場など不特定多数の人が利用する施設に対して、暴力団員等の排除を規定している。