貸した金額より高額な借用書を書かせて恐喝未遂 「福博会」本部を家宅捜索

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　福岡県警は９日午前１０時ごろ、今年４月に福岡市南区の女性に対し、貸していた金額よりも高額な借用書を書かせて金を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・四代目福博会系組長・大坪正二容疑者（５１）が逮捕された事件を受け、福博会の本部事務所を家宅捜索した。

福博会本部を家宅捜索

　福博会を巡っては今月５日、１０年以上トップだった三代目・長岡寅夫会長（８１）が高齢化を理由に退き、理事長で「三代目双葉会」の金城国泰会長（６１）が四代目を継承した。

　家宅捜索は、大坪疑者が今年４月に福岡市南区の女性（当時７７歳）に対し、「いいから黙って借用書を書きない」などと脅し、貸していた金額よりも高額な借用書を書かせ金を脅し取ろうとしたとして、５月２７日に逮捕された事件の関係先として行われた。

　家宅捜索は四代目体制となってから２回目。県警は組織の実態把握を進めている。