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佐賀県警佐賀北署などは20日、警察官や検察官を装って特殊詐欺事件に関与したとして、指定暴力団・道仁会傘下組員・樋口力勢容疑者(28)=佐賀県唐津市元石町=と、無職・菅原翔太容疑者(31)=宮城県仙台市若林区成田町=の2人を詐欺の疑いで再逮捕した。

佐賀県佐賀北警察署
樋口容疑者ら2人は何者かと共謀して2024年6月~7月、静岡県在住の女性(60代)に警察官や検察官を装って複数回電話をかけ、「暴力団員が逮捕された。あなたにも疑いがかけられて捜査している。普通預金に入っている100万円を送金して」「本当に関係ないならこの話を誰にもしてはいけない」などとウソを言って、口座開設に必要な情報を女性から聞き出し、女性名義の口座を開設し、その口座などに計110万円を送金させてだまし取った疑いが持たれている。
2人は2024年7月に、警察官や検察官を装って愛知県岡崎市在住の男性(80代)から400万円をだまし取ったとして、今年10月30日に詐欺容疑で逮捕されていた。
同署は2人の認否を明らかにしていないが、樋口容疑者が「かけ子」の勧誘役や実行犯への指示役、菅原容疑者が「かけ子」をしていたとみられている。