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熊本地裁で29日、熊本県熊本市内の路上で覚醒剤約200グラムを営利目的で所持したとして、覚醒剤取締法違反などの罪に問われている指定暴力団・道仁会系「二代目矢ヶ部組」組長・田尻真也被告(41)=熊本市西区谷尾崎町=の初公判が開かれ、田尻被告は「一切身に覚えがありません」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
押収品
田尻被告は別の人物と共謀して2023年2月、熊本市西区野中の路上で覚醒剤約200グラムを営利目的で所持したとされている。
検察側は冒頭陳述で「田尻被告は共犯者が受け取った覚醒剤を営利目的で所持していた」と指摘。一方、弁護側は「田尻被告は無関係で犯人性を争う」として無罪を主張した。
また、田尻被告は覚醒剤取締法違反などの罪とは別に、2018年に男性(当時22歳)から現金55万円を脅し取ったとして恐喝の罪にも問われていて、田尻被告は恐喝罪についても「恐喝をした認識は一切ありません」と起訴内容を否認した。