千葉県警は8日、犯罪収益と知りながら薬物密売人から「みかじめ料」名目で現金を受け取ったとして、指定暴力団・稲川会系四代目三日月一家幹部で「二代目原田組」組長・原田富次容疑者(55)=自称・千葉県木更津市貝渕1=を麻薬特例法違反(犯罪収益収受)の疑いで逮捕した。
千葉県警察本部
原田容疑者は今年4月6日、千葉県内の薬物密売人の自宅で覚醒剤などの違法薬物を密売して得た犯罪収益と知りながら、密売人から「みかじめ料」名目で現金3万円を受け取った疑いが持たれている。
県警はこれまでに、この薬物密売人や関係者ら計15人を麻薬特例法違反や覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕していた。
調べに対し、密売人は原田容疑者に年に複数回みかじめ料を渡していたなどと供述。その後の収益などの流れを捜査する過程で、原田容疑者の容疑が浮上した。
県警は原田容疑者の認否を明らかにしていない。