北海道警苫小牧署は4日、2020年4月から6月にかけて、北海道安平町早来にある閉鎖されたゴルフ場内に侵入し、大麻23鉢を栽培したとして、指名手配中して行方を追っていた無職の男(28)=住居不定=を建造物侵入と大麻取締法違反の疑いで逮捕した。
大麻を栽培していた閉鎖されたゴルフ場
男は1月4日午後1時頃、知人男性に連れられ苫小牧署に出頭してきた。同署は男の認否を明らかにしていない。
男は、安平町早来にある閉鎖されたゴルフ場に侵入して大麻23鉢を栽培した疑いが持たれていて、2020年8月に指名手配を受けていた。閉鎖されたゴルフ場内にある建物のベランダからは、大麻の鉢植え23鉢が見つかったほか、ゴルフコース内からも大麻を栽培していたとみられる空の鉢が見つかった。
この事件は2020年6月にゴルフ場の管理者がクラブハウスの窓ガラスが割られ、屋内や屋外で大麻が栽培されているのを見つけたことから発覚し、これまでに指定暴力団・稲川会系「二代目高橋組」組員・土屋高平容疑者(38)=北海道千歳市=や、同組員・小釜一生容疑者(36)=千歳市=ら4人が逮捕・起訴されている。
道警は、5人が密売目的で大麻を栽培し暴力団の資金源にしていたとみて追及している。