埼玉県警捜査4課と草加署は8日夜、今月6日夜に埼玉県八潮市にある特定抗争指定暴力団・神戸山口組系会長宅に車を突っ込ませ門扉を損壊したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「落合金町連合」幹部・古沢浩二容疑者(51)=住所不定=を器物損壊容疑で逮捕した。
埼玉県警察本部
古沢容疑者は6日午後11時ごろ、八潮市西袋の神戸山口組系「誠竜会」の山之内健三会長(75)の自宅に故意に乗用車をバックで突っ込ませ、門扉を損壊した疑いが持たれている。突っ込んだ車は現場に放置されていて、逃走を手助けした共犯者がいるとみられている。山之内会長は家族と3人暮らしだったがケガ人はいなかった。
古沢容疑者は8日昼過ぎ、埼玉県警草加署に「車で突っ込みました」と出頭してきた。調べに対し「車で突っ込んだことは間違いありません」などと供述し容疑を認めている。
被害にあった会長宅は2016年2月、銃弾が撃ち込まれる事件が発生していて、山口組傘下組長ら5人が銃刀法違反や建造物損壊容疑で逮捕されていて、今年7月には、ツルハシで自宅の外壁が損壊される事件も発生していた。