警視庁は6日、盗難車にナンバープレートや車検証を付け替えるなどして車検に通ったように偽造したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・鈴木直樹容疑者を道路運送車両法違反容疑などの容疑で逮捕した。

鈴木直樹容疑者
鈴木容疑者は他の3人と共謀して、ネットオークションで盗難車と同じ車種で型落ちの中古車を約30万円ほどで落札して車検に通し、正規に入手した車検証とナンバープレートを盗難車(時価およそ900万円相当)に付け替え、車検に通ったように偽造した疑いが持たれている。
鈴木容疑者はこの盗難車を使って同組幹部の送迎を行っていたとみられ、2024年5月に起こした交通トラブルの捜査から偽造された盗難車だということが判明した。
調べに対し、鈴木容疑者は「否認します。知りません。加担した覚えはありません。」などと話し、容疑を否認している。
警視庁は、鈴木容疑者が盗難車を入手した方法や、背後に自動車窃盗グループがいるとみて捜査を進めている。