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盗難車「アルファード」再利用 指示役の住吉会・幸平一家・加藤連合会・賢総業傘下「林田組」幹部を逮捕

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 警視庁と千葉県警の合同捜査本部は24日、盗難車のトヨタ「アルファード」に不正取得したナンバープレートを取り付け、盗難車であることを隠したなどとして、犯行の指示役とみられる指定暴力団・住吉会・十三代目幸平一家加藤連合会傘下、「賢総業」幹部で、「林田組」幹部・横田力こと細淵力容疑者(42)=埼玉県越谷市=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)などの疑いで逮捕した。

盗難車「アルファード」に不正取得したナンバープレート付替 自動車整備会社社長を逮捕・押収された車両「アルファード」

押収された盗難車「アルファード」

盗難車「アルファード」に不正取得したナンバープレート付替 自動車整備会社社長を逮捕・押収された車両「アルファード」

 細淵容疑者は仲間と共謀して2023年11月中旬ごろ、盗難車のトヨタ「アルファード」に埼玉県吉川市の自動車整備会社名義で交付されたナンバープレートを取り付け、盗難車であることを隠した疑いが持たれている。

 何者かが新型に近いアルファードを盗んでこの自動車整備会社に持ち込み、同社が型落ちの古い中古車のアルファードをインターネットで安く購入。中古車から「車台番号」が刻印されたパーツを取外して盗難車に付け替えるなどして、運輸局で新たなナンバープレートを取得して盗難車に取り付けていた。

 2023年9月に東京都足立区にある住吉会系七代目領家一家傘下「高瀬会」の本部事務所に盗難車が突入した事件の捜査過程で、この自動車整備会社の関与が浮上。

 警視庁はこれまでにこの自動車整備会社の代表取締役・瀧口洋一容疑者(50)=埼玉県川口市=や、住吉会傘下組員らを逮捕し、関係先から10台の盗難車「アルファード」を押収している。

 警視庁は、暴力団と自動車整備会社が共謀して、不正取得したナンバープレートを付け替えて盗難車の「再利用」を繰り返し、1台約250万円程で販売していたとみている。

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