広島県警組織犯罪対策2課と福山東署は28日、知人の組員が居住する目的を隠して自身名義のアパート一室の契約更新をしたとして、自営業の女(35)=広島県福山市=を詐欺の疑いで逮捕し、指定暴力団・五代目浅野組系「三代目中岡組」が組織的に関与した疑いがあるとみて、29日に中岡組の組事務所を家宅捜索した。

中岡組事務所を家宅捜索
女は今年4月8日ごろ、暴力団員の入居を禁止しているアパートに、知人の組員が居住するにもかかわらず、自身が住むと偽って福山市の不動産会社に賃貸契約の更新を申し込み、アパート一室を不正に借りた疑いが持たれている。同署は女の認否を明らかにしていない。