愛媛県警今治署は、不動産購入の売買条件に「買主が反社会敵勢力でないこと」などと記載があったのにもかかわらず、暴力団員であることを隠して愛媛県今治市の不動産を購入したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会傘下「三代目兵藤会」幹部・明瀬功尚容疑者(55)=今治市本町=と、会社員の女(49)=今治市鐘場町=を詐欺の疑いで逮捕した。
愛媛県今治警察署
明瀬容疑者ら2人は共謀して、愛媛県内の男性(50代)が所有する今治市内の土地と建物を不正に取得するため、2021年4月ごろから6月ごろにかけて買主が会社員の女のみと偽って契約し、不動産をだまし取った疑いが持たれている。不動産の売買契約の条件には「買主が反社会敵勢力でないこと」などと記載が明記されていた。
同署は2人の認否を明かしていないが、不動産を購入した経緯や余罪など詳しく調べている。