息子装い高齢女性から600万円詐取 受け子指示役兼現金回収役の住吉会傘下組員を再逮捕

　警視庁暴力団対策課などの合同捜査本部は１８日、高齢者から現金をだまし取った詐欺事件で、「受け子」の指示役と現金回収役とみられる指定暴力団・住吉会傘下組員・無田強史容疑者（３３）＝東京都練馬区＝（詐欺容疑などで逮捕）を詐欺容疑で再逮捕した。

無田強史容疑者（３３）

　無田容疑者は２０２３年６月２０日、秘匿性の高いアプリ「シグナル」を使用して受け子への指示を出し、東京都世田谷区在住の女性（７３）に対し、息子を装って「カバンをなくしてしまい取引先に現金を振り込むことができない。誠意を見せるために現金が必要」などとウソを言い、現金６００万円をだまし取った疑いが持たれている。

　無田容疑者は複数の「かけ子」グループと共謀して、２０２３年５月～２０２４年７月までに計約１千万円をだまし取っていたとみられている。