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性風俗スカウト「ナイツ」代表に懲役3年、執行猶予5年、罰金300万円、追徴金約2326万円の判決

 高松地裁(横山浩典裁判長)で10日、性風俗店に女性を紹介し収益を得たとして、職業安定法違反と組織犯罪処罰法違反の罪に問われた大規模スカウトグループ「ナイツ」の経営者・大島進太郎被告(34)の判決公判が開かれ、横山裁判長は大島被告に対し、懲役3年、執行猶予5年、罰金300万円、追徴金約2326万円(求刑・懲役5年、罰金400万円、追徴金約2326万円)の有罪判決を言い渡した。

高松地方裁判所

高松地方裁判所

 判決で横山裁判長は、「大島被告はナイツを統括する立場で、効率的に女性を有害業務に就かせる仕組みを作り、多額の犯罪収益を得た刑事責任は軽視できない」と指摘。一方で「女性に就労を強制していないことや、起訴内容を認め反省の態度を示した」として執行猶予付きの判決とした。

 大島被告は2022年~2024年にナイツの従業員らと共謀して、複数の女性を性風俗店に紹介して働かせ、売春で得た売り上げと知りながら約2400万円を自身や他人名義の口座などに振り込ませ、犯罪収益を収受したり仮装したりしたとされる。

 ナイツは匿名・流動型犯罪グループトクリュウ)」とみられ、46都道府県の300以上の性風俗店などに女性を紹介し、「顧問料」などの名目で約13億円の報酬を得ていた。

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