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強盗傷害事件で傘下の福田組幹部ら6人の逮捕受け「道仁会」本部を家宅捜索

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 福岡県警は8日、今年5月に男性に暴行を加えて重傷を負わせて現金や腕時計などを奪ったとして、指定暴力団・道仁会系「福田組」幹部・柳川和樹容疑者(52)や、同組員ら男女6人が強盗傷害容疑で逮捕された事件で、午前10時半ごろから道仁会の本部事務所を捜査員ら約40人態勢で家宅捜索した。

道仁会本部を家宅捜索

道仁会本部を家宅捜索

 柳川容疑者ら男女6人は共謀して今年5月8日夜、久留米市内で自営業の男性(35)の顔面や腹部を手やレンチのようなもので殴るなどしてスマートフォンを奪い、逃げ出そうとした男性の太ももを千枚通しで複数回突き刺すなどして、男性の頭や太ももを負傷させたほか、歯が折れるなど全治2か月の重傷を負わせた上、その後、佐賀県上峰町まで男性を車の後部トランクに押し込んで走らせ、現金3万円や腕時計2個(時価計6万8500円相当)などを奪い、「ナメたことするなよ。今後女とは関わるな。そいつらの言うことを聞けよ。このことは警察に言うなよ」などと脅し、「落とし前として200万円用意しろ」などと言って支払いを約束させるなどした疑いが持たれている。

 5月12日に男性が久留米署に被害を届け出て事件が発覚。被害者の男性はキャバクラ店の客で、同容疑で逮捕されたキャバクラ店従業員の女を指名して約1年間通い続け、女から「夜景を見に行こう」とデートに誘われ、車で向かう途中に柳川容疑者らが待ち伏せしていたという。

 県警は、被害者男性の間に何らかのトラブルがあり、柳川容疑者が犯行を主導して実行させたとみて調べを進めている。

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