山口組系弘道会傘下幹部ら3人を逮捕 神戸山口組系山健組傘下「健仁会」の元幹部射殺

◀関連記事▶

　愛知県警は７日、名古屋市中区新栄のマンションで今年７月、指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下「二代目健仁会」の元幹部・崔龍志こと斉木竜生さん（６４）＝住所不詳＝が射殺された事件で、指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「十代目稲葉地一家」組員・片倉竜理容疑者（４７）＝名古屋市中川区＝と、山口組系元組員で会社員・三井樹容疑者（４４）＝大阪市西成区＝、斉木さんの知人で無職・横山正美容疑者（６５）＝住所不定＝の男３人を、殺人と銃刀法違反（加重所持）の疑いで逮捕した。

愛知県警察本部

　３人は共謀して７月１５日午後４時半ごろ、拳銃１丁と実弾を所持し、名古屋市中区新栄２丁目のマンションの一室にいた斉木さんの頭部などを至近距離から拳銃で数発発砲して殺害した疑いが持たれている。３人のうち横山容疑者は斉木さんの知人で、他の２人を手引きしたとみている。

　司法解剖の結果、斉木さんは数か所を撃たれ、一部の銃弾は体を貫通していた。また、斉木さんの遺体からは薬物反応が確認された。

　調べに対し、片倉容疑者と三井容疑者は黙秘し、横山容疑者は「自分は殺していない」と容疑を否認しているが、県警は今年８月、事件当日に３人が盗難車を運転したとして盗品等運搬の疑いで逮捕していた。

　この盗難車は、事件当日に犯行現場から逃走するのに使用したとみられ、現場から約２キロ南の名古屋市昭和区にある神社の駐車場内で燃えている状態で発見された。