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山口組系弘道会傘下幹部ら2人に懲役30年の判決 神戸山口組系山健組傘下「健仁会」元幹部射殺

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 名古屋地裁(奥山豪裁判長)で20日、2016年7月に愛知県名古屋市中区で指定暴力団・神戸山口組系四代目山健組傘下「二代目健仁会」の元幹部・崔龍志こと斉木竜生さん(当時64)を射殺したとして、殺人などの罪に問われた指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「十代目稲葉地一家」組員・片倉竜理被告(48)と、山口組系元組員・三井樹被告(46)の判決公判が開かれ、奥山裁判長は2人に懲役30年の実刑判決を言い渡した。

名古屋高等裁判所・名古屋地方裁判所

名古屋地方裁判所

 片倉被告と三井被告は2016年7月15日午後4時半ごろ、拳銃1丁と実弾を所持し、名古屋市中区新栄2丁目のマンション4階の一室に押し入り、室内にいた斉木さんの頭部などを至近距離から拳銃で数発発砲して殺害した殺人などの罪に問われていた。

 これまでの裁判で、弁護側は「2人を有罪とする証拠はない」などと述べ無罪を主張。一方、検察側は「殺意に基づく卑劣な犯行。暴力団構成員特有の反社会的な犯行で厳しい非難に値する」として2人に無期懲役を求刑していた。

 奥山裁判長は判決で、「至近距離からの発射は、明確な殺意に基づく冷酷な犯行」とする一方、「組織的な犯行だったとは言えない」として、無期懲役の求刑に対し、2人に懲役30年の実刑判決を言い渡した。

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