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山口組系弘道会傘下「小澤組」組員ら6人を逮捕 ウソを言って住人の不安あおり屋根修理を迫る

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 広島県警組織犯罪対策2課や広島西署などの合同捜査本部は21日、広島市内の住宅を訪問して「瓦がぐらぐらですよ」などとウソを言い、不必要な屋根の修理工事を契約させようとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「小澤組」組員・喜多将希容疑者(32)=東京都葛飾区お花茶屋=ら、20代から30代の男6人を特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで逮捕した。

喜多将希容疑者(32)

喜多将希容疑者(32)

 喜多容疑者ら6人は今年1月から2月、広島市内の住宅2軒で「板金が浮いているように見えた」「瓦が2枚ほどズレていますよ」「瓦がぐらぐらですよ」などとウソを言って重任の不安をあおり、屋根の修理工事を契約させようとした疑いが持たれている。

 喜多容疑者らのグループは、山口、島根、岡山県内でも同様の手口で勧誘を繰り返していたとみられ、『「付近で工事がある」と言う』、『信用を得るため、高齢者にウケる話をする』、『屋根を指摘して危機感をあおる』などと書かれた悪質なリフォーム詐欺のマニュアルに沿って、住宅を訪問して住民に修理契約を迫ったとみられている。

 県警は「捜査に支障がある」として6人の認否を明らかにしていないが、今年2月にも広島市内の住宅で同様の手口で3人が逮捕されていて、喜多容疑者が一連の事件の中心的人物とみて関連を調べるとともに、、暴力団の資金源になっている可能性も視野に全容解明を進めている。

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