神戸地裁(小倉哲浩裁判長)は4日、2017年6月に兵庫県稲美町にある指定暴力団・神戸山口組の井上邦雄組長の別宅に向けて拳銃で銃弾5発を発砲し、屋根を壊すなどした銃撃事件で、銃刀法違反や建造物損壊の罪に問われていた、指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」傘下「二代目嵐興業」組長・中山浩被告(58)ら男3人に対し、それぞれ懲役7年(求刑8年)の実刑判決を言い渡した。

神戸地方裁判所
判決で小倉裁判長は、今回の犯行は過去の襲撃事件への報復だったとした上で、「人の生命に重大な危険を及ぼす可能性があったもので、決して許されるものではない」と指摘。 さらに「3人に真摯な反省は見られない」として、3人にそれぞれ懲役7年の実刑判決を言い渡した。