警視庁は、家出中の女子中学生を自宅に住まわせ、埼玉県のホテルで売春させたなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系の関係者を自称する・三ノ輪勝容疑者(33)と、無職・伏見千尋容疑者(32)の2人を児童福祉法違反などの容疑で逮捕した。
三ノ輪勝容疑者(33)と伏見千尋容疑者(32)
三ノ輪勝容疑者ら2人は2024年12月、埼玉県内のホテルで18歳未満と知りながら中学3年生の女子生徒(当時14)に対し、男性から現金7万円を受け取り、その男性とみだらな行為をさせた疑いなどが持たれている。
伏見容疑者は、家出中だった女子中学生と出会い系サイトで知り合い、売春させる目的で自宅アパートに住まわせ、「やってみる?」と売春をするようにうながし、三ノ輪容疑者が売春場所のホテルまで車で送迎をしていた。女子中学生は宿泊場所や食事の提供を受けていて断りづらい状況だったとみられている。
2人はこの女子中学生になりすまして、SNSで「会える人いない?」などと売春相手を募集し、女子中学生には男性客が最初に提示した金額よりも引き上げるよう指示していた。
調べに対し2人は「金を稼ぎたかった」「デリヘルのようなことをさせ金を稼いでもらっていた」などと容疑を認めている。