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愛知県警は29日、愛知県拠点の匿名・流動型犯罪グループ「ブラックアウト」のリーダー・タキワキ・マサキ・ラサイ容疑者(21)=フィリピン国籍・名古屋市東区=と、16歳から17歳の少年3人を恐喝などの疑いで逮捕した。
タキワキ・マサキ・ラサイ容疑者(21)
タキワキ容疑者らは今年5月、名古屋市東区の公園で女性関係を巡ってタキワキ容疑者とトラブルになっていた知人男性(20)に対し、「即金で75万円持ってこい」「でないとお前の彼女や親を殺すぞ」などと脅して現金2000円を奪った上、男性を取り囲んで殴る蹴るの暴行を加えてケガを負わせた疑いが持たれている。
ブラックアウトは2024年9月に立ち上げられ、当初のメンバーは10人程度だったが、暴走族や愚連隊の元リーダー、末端メンバーを含めると構成員は100人規模まで拡大していてた。
リーダーのタキワキ容疑者は6月10日付けで、「これまでさまざまな違法行為を繰り返してきた。今回、大阪府警本部捜査第四課に逮捕されたことで、メンバーの将来を考えると本日付で解散することとした」などと書かれた「解散届」を大阪府警と愛知県警に提出したが、この解散届は公的なものではなく解散の確証がないとして、今後もブラックアウトの動向を注視していくとともに、徹底して捜査を進めるとしている。
大阪府警は今月4日に、トクリュウ「ブラックアウト」の後ろ盾とみられる特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「十一代目紙谷一家」の本部事務所を家宅捜索している。