大阪「トクリュウ」襲撃のため凶器を積んで集合 愛知「ブラックアウト」メンバー3人を逮捕

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　大阪府警捜査４課は９日までに、対立する大阪府内を中心に活動する「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」を襲撃するため、大阪市中央区に凶器を持って集合したとして、愛知県に拠点を置く匿名・流動型犯罪グループ「ブラックアウト」のメンバーとみられる職業不詳・植木翔大容疑者（２１）＝名古屋市緑区＝ら１８歳～２１歳の男３人を凶器準備集合の疑いで逮捕した。

大阪府警察本部

　３人は共謀して今年４月２８日、乗用車に金属バットやバール、特殊警棒などの凶器を積んで、大阪市中央区宗右衛門町に集合したとされる。車内からは他にも竹刀や金づち、スタンガンなどが見つかっていて、数十人規模の襲撃を計画していたとみられている。

　同課はいずれの認否も明らかにしていないが、府警が５月以降、東大阪市のマンションに侵入したなどとして、ブラックアウトのリーダー・タキワキ・マサキ・ラサイ容疑者（２１）＝フィリピン国籍＝ら計７人をすでに逮捕していて、２つの事件が大阪府の匿名・流動型犯罪グループとの抗争と関連しているとみて、事件の全容解明を進めている。