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他人名義でマンションの賃貸契約 打越スペクター」の実質的トップを4回目の逮捕

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 他人名義の虚偽内容を記載した書類を提出して東京都中央区のマンション群「晴海フラッグ」一室の賃貸契約を大手不動産会社と結んだとして、暴走族OBらによる準暴力団・「打越スペクター打越愚連隊)」の実質的なトップで無職・斎藤竜実容疑者(36)=東京都中央区晴海=を詐欺の疑いで再逮捕した。

 また、審査を通すための手助けをした別の中央区にある不動産会社の営業担当・白田広志容疑者(32)や、名義貸しをした職業不詳・安藤裕一容疑者(35)、虚偽の書類などを提出した斎藤容疑者の妻・明日香容疑者(27)の3人も詐欺の疑いで逮捕した。

斎藤容疑者らが住んでいた「晴海フラッグ」

斎藤容疑者らが住んでいた「晴海フラッグ」

 斎藤容疑者は2024年6月、自身と家族らが居住するにも関わらず2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地の中央区晴海にあるマンション群「晴海フラッグ」の一室(家賃およそ50万円)を、他人名義の虚偽情報を記載した書類を提出し、大手不動産会社と4年間の賃貸契約を不正に結んだ疑いが持たれている。

 賃貸契約などの不動産取引を巡っては、一般的に個人や企業が反社会勢力ではないかを不動産会社側が確認するいわゆる「反社チェック」が行われるため、警視庁は斎藤容疑者が自身が準暴力団「打越スペクター」の実質的トップの立場を隠そうとして書類などを偽造し、安藤容疑者の名義で審査を通すため、白田容疑者が手助けをしたとみている。

 警視庁は4人の認否を明らかにしていないが、斎藤容疑者はリフォーム業者を名乗って住宅の基礎にヒビがあるなどとウソを言って工事代金をだまし取った詐欺容疑などでこれまでに3回逮捕されていて、今回が4回目の逮捕となる。

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