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久留米市の銀行強盗未遂事件 道仁会系「福田組」幹部が初公判で無罪主張

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 福岡地裁で8日、2015年に福岡県久留米市の筑邦銀行支店で拳銃を発砲し現金を奪おうとした罪に問われた指定暴力団・道仁会系「福田組」幹部・下川大被告の初公判が開かれ、下川被告は「私はやっていません」と起訴内容を否認した。

福岡地方裁判所

福岡地方裁判所

 下川被告は2015年7月24日午後3時ごろ、久留米市の筑邦銀行東合川支店で「金を出せ」などと行員を脅し、天井に拳銃を3発発砲して現金を奪おうとした罪などに問われている。行員が要求を拒否したため、下川容疑者は何も取らずにミニバイクで逃走した。

 検察側は冒頭陳述で、実家倉庫で見つかった拳銃やヘルメットなどの物的証拠や、「犯行に使われた拳銃などの燃えかすが、被告人の実家の倉庫から見つかった。」、「銀行内の防犯カメラ映像についても犯人と被告の身長、体形が符合する」と指摘した。

 一方、弁護側は別の組員が被告に「強盗に失敗した」と犯行を打ち明けたと説明。この組員が倉庫に拳銃などを置いて逃げたと告げたため、被告が自分に疑いがかかると思って燃やして処分しただけ、「実家倉庫に拳銃やヘルメットを持ち込んでおらず人違いで起訴されている」と無罪を主張した。

 判決は7月18日に言い渡される予定。

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