広島県警尾道署と県警組織犯罪対策2課などは17日、広島県尾道市を拠点に活動する不良グループ「紅棘狗(バラク)」の少年らに凶器を持って集結するよう指示したとして、指定暴力団・三代目俠道会系「三代目森田組」組員・西原尊久容疑者(44)を凶器準備結集の疑いで再逮捕した。

広島県警察本部
西原容疑者は今年6月21日午後8時ごろ、他人に危害を加える目的で、広島県尾道市、三原市、福山市などで活動する不良グループ「紅棘狗(バラク)」メンバーの少年らに、凶器を持ってJR尾道駅前に集結するよう指示した疑いが持たれている。
紅棘狗の少年らは、JR尾道駅前に特殊警棒や金属バット、バール各1本を持って集結し、集まった少年のうち16歳~18歳の少年ら5人がいずれも凶器準備集合容疑で家裁送致されている。
調べに対し、西原容疑者は「そのような事実はない」などと容疑を否認しているが、紅棘狗の「面倒見」だったとみて、金銭のやり取りなど調べを進めている。
西原容疑者は8月2日午前7時半ごろに、酒気を帯びた状態で車を運転し、尾道市尾崎本町の市道で電柱に衝突する事故を起こした上、車をその場に放置して立ち去ったとして、道交法違反(酒気帯び運転、当て逃げ)容疑で逮捕され、その後、処分保留となった。