大阪府警捜査1課は15日、暴力団幹部が経営に関与するインターネットカジノ店に強盗に入った少年らを脅し、現金を要求したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系野内組傘下「権太会」組員・若林雅美容疑者(45)=大阪市阿倍野区三明町=ら2人を恐喝未遂の容疑で逮捕した。同課は2人の認否を明らかにしていない。
大阪府警察本部
若林容疑者らは2023年12月26日正午ごろ、大阪府東大阪市内の飲食店に少年ら3人を呼び出し、「325万円払えや。さらってまうぞ」「逃げたら親行くからな」などと脅し、現金を要求した疑いが持たれている。少年ら3人は2023年12月、若林容疑者が経営に関与するインターネットカジノ店に強盗に入ったことをきっかけに、若林容疑者らに現金を要求されたという。
脅された少年らはその後、別の4件の強盗傷害事件などに関与したとして逮捕された。少年らは「強盗の目的のひとつは、若林容疑者らに金を支払うためだった」などと話している。