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「M’s」会長らトクリュウ3人の初公判 統合失調症を装い保険会社から計約3650万円詐取

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 札幌地裁(渡辺史朗裁判官)で30日、札幌市を拠点とする「匿名・流動型犯罪グループトクリュウ)」による保険金詐欺事件などを巡り、詐欺罪に問われた建設・警備会社「M’s(エムズ)」の自称会長・武藤健太郎被告(41)=札幌市中央区南9西4=と、会社役員・本間涼介被告(41)=北海道市中央区南9西3=、会社役員・長野有暉被告(33)=札幌市北区北31西6=の3人の初公判が開かれ、3人はいずれも起訴内容を認めた。

札幌地方裁判所

札幌地方裁判所

 武藤被告ら3人は共謀して2021年10月~2025年6月、武藤被告が経営する飲食店の元店長・伊藤佳晃被告(37)=詐欺罪で起訴=に統合失調症を装わせて精神科病院に入院させ、保険会社4社から給付金計約3650万円をだまし取ったとされる。

「M’s」会長・武藤健太郎被告(41)

「M’s」会長・武藤健太郎被告(41)

 冒頭陳述で検察側は、病気と偽って保険金を請求するため、「伊藤被告が包丁を携帯して出勤しようとしていたなどの架空のエピソードを長野被告が考案した」と述べた。

 武藤被告を巡っては、無登録のまま金を貸し付けたとして、貸金業法違反(無登録営業)などの罪にも問われている。

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