新潟県警上越署と県警本部組織犯罪対策課などの合同捜査班は20日、新潟県上越市の「上越まつり」で暴力団であることを隠して露店出店を申請し、露店2店の出店を許可させたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目倉本組幹部で、「四代目國心会」会長・須藤正和容疑者(50)=埼玉県熊谷市=や、建設業の女(48)=上越市国府=ら男女7人を露店出店権詐欺の疑いで逮捕した。
新潟県上越警察署
組長らは、今年7月下旬に開催された上越市主催の「上越まつり」で、組長が露店を実質的経営者であることを隠して上越市に郵送で露店出店を申請し、担当職員をだまして2店の露店出店を許可させた疑いが持たれている。申請書は建設業の女名義で作成され、「暴力団ではない」「暴力団と関係がない」などの項目にチェックを入れ申請していた。
県警は「捜査に支障がある」としていずれの認否も明らかにしていないが、暴力団との関係性やほかの余罪についても調べを進めている。