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警視庁暴力団対策課は11日までに、女性を性風俗店に紹介したなどとして、国内最大規模といわれる違法スカウトグループ「ナチュラル」会長・木山こと小畑寛昭容疑者(41)=住居不定=ら4人を職業安定法違反(有害業務紹介)容疑で再逮捕し、新たに性風俗店を運営する佐々木剛容疑者ら2人を逮捕した。小畑容疑者の逮捕は3回目。
小畑容疑者ら4人は2024年1月ごろ、群馬県高崎市の性風俗店で客と売春させることを知りながら、SNSでスカウトした女性(20代)を違法に斡旋した疑いが持たれている。同課は6人の認否を明らかにしていない。

「ナチュラル」会長・小畑寛昭容疑者
ナチュラル側は、性風俗店側にナチュラルが独自開発したアプリをインストールさせた上で女性斡旋のやり取りをし、斡旋した女性の給料の約15%を「スカウトバック」と呼ばれる紹介料として受け取っていた。
ナチュラルは近年、「広告ナビ」「ホワイト」「スマイル」などと名称を変えながら活動していて、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の1つと位置付けられ、2009年ごろから東京都新宿区歌舞伎町を中心に活動を始め、全国の繁華街などで女性に声をかけ、性風俗店などの仕事を紹介する違法スカウトグループ。全国で1500人以上のメンバーが在籍し、女性を斡旋した各地の性風俗店から紹介料などの報酬「スカウトバック」を受け取り、2022年の1年間では約44億5000万円億円を得ていたとみている。
警視庁はこれまでに、ナチュラルの関係先など約15か所を捜索するなど、グループの全容解明を本格化させている。