「みかじめ料」支払い巡るトラブルでバー経営者を間接的脅迫 工藤會傘下組員を逮捕

◀関連記事

　福岡県警博多署は１６日、「みかじめ料」支払いを巡るトラブルから、福岡市博多区のバーで店の関係者に対し、男性経営者について「あいつは殺されるよ」などと脅し、間接的に男性経営者を脅迫したとして、特定危険指定暴力団・工藤會傘下組員・善生智士容疑者（３９）＝福岡市博多区那珂１丁目＝を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。

福岡県博多警察署

　善生容疑者は今年９月６日、博多区にあるバーの店内で店の関係者に対し、実質的経営者の男性（３８）について、「工藤會と縁を切ったけん、捜されようもんね」「あいつは殺されるよ、住所まで分かっとる」などと脅し、聞いていた関係者を通じて実質的経営者の男性を脅迫した疑いが持たれている。

　県警は善生容疑者の認否を明らかにしていないが、善生容疑者が所属する組織の幹部と、バーの実質的経営者の男性が、「みかじめ料」の支払いを巡ってトラブルになっていたとみて、組織的関与の有無や詳しい経緯など調べを進めている。