2024年9月19日
高速道路会社6社(NEXCO東日本・中日本・西日本、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社)は16日、デポジット式の「ETCパーソナルカード(パソカ)」の利用規約を、暴力団組員や関係者の利用申し込みを拒絶できるよう変更し、3月から適用すると発表した。
ETCパーソナルカードWebサービス
これまでの規約では、利用者が暴力団関係者と判明すれば「会員資格を取り消すことができる」と定めていたが、カード申し込み時に暴力団関係者を拒絶する項目は明記してなく、申込時に暴力団関係者かどうかの確認もしていなかった。今回変更される規約では、利用申し込みを拒絶できる対象に暴力団組員や関係者を加える事により、近い将来「ETC専用化」を見据える中で、暴力団関係者がETCを使える手段が狭まることになる。
ETCパーソナルカードは、上限額に応じた保証金を預かり、利用料を銀行口座などから引き落とされる仕組みで、クレジットカードを持たない人でもETCが利用でき、これまで暴力団組員にも広く利用されてきた。