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「阿修羅」の恐喝事件で被害男性らに示談を強要した男2人を逮捕

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 広島県警福山西署と県警組織犯罪対策2課などの合同捜査本部は6日、「匿名・流動型犯罪グループ」の「阿修羅」のメンバーが逮捕された恐喝事件に関与したとして逮捕された、指定暴力団・五代目浅野組系「二代目重政組」組員・原誼亜生容疑者(31)=福山市南手城町4丁目=から依頼され、恐喝事件の示談を持ち掛けたとして、無職・井筒稜容疑者(25)と、会社員・園尾柚紀容疑者(23)の男2人を強要の疑いで逮捕した。

広島県福山西警察署

広島県福山西警察署

 2人は今年9月、原容疑者から依頼されて福山市緑町の駐車場で複数の10代の男性に対し、恐喝事件の示談書を書かせた疑いが持たれている。同署は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。

 この恐喝事件は今年6月上旬、原容疑者と浅野組系「三代目中岡組」幹部・川原健汰こと川原涼哉容疑者(30)=自称福山市紅葉町=が「阿修羅」のメンバーなどと共謀して、福山市曙町の駐車場などで、複数の10代男性に対して「なに(別の10代の容疑者を)勝手に連れ出しとるんな」「向こうとは話がついて50万円包んだ」「それを関わってる奴らで払え」「これ書けや」などと脅し、「トラブル処理」の名目で借用書を書かせた上、7月から9月の間、5回にわたって男性らから合わせて現金41万5000円を脅し取ったとされ、事件の捜査過程から今回の事件が発覚した。

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